ホビヲの四百文字

400文字くらいの文章を書きます。

『鎌倉殿の13人』「矢のゆくえ」に三谷幸喜の想いを見た

NHKプラスで『鎌倉殿の13人』を三話目まで一気見。夜八時からの四話目にリアルタイムで臨んだ。

三谷幸喜の大河ドラマは、脚色が過ぎるとよく批判される。たしかに『新選組!』が放送されていたとき、職場の歴史大好きな先輩が怒っていた。

「ひどすぎる。近藤勇と桂小五郎と坂本龍馬が出会うのはもっと後で、黒船を一緒に見るなんてありえない」

まあ、ドラマだしそんなに怒らなくても、と思ったが歴史好きには許せなかったようだ。しかし、三谷幸喜は出会った可能性を否定する資料はない。会ったかもしれないし、会ってないかもしれない。そこを想像して描くのが脚本家の仕事だ、と言う。

その話を『鎌倉殿の13人』四話目「矢のゆくえ」でも感じた。劇中では二本の矢が放たれる。後者は『吾妻鏡』に記された史実に基づく矢。しかし、前者は三谷幸喜の創作の矢だった。

どちらも見事な一矢だったが、かの先輩の目にはどう映っただろうか。