ホビヲの四百文字

400文字くらいの文章を書きます。

「老化」するのも悪くないと思えた、たったひとつの理由

世の中で活躍する人たちが、どんどん年下になっていく。「この人も年をとったな」と思っても自分のほうが年上だったり。

そんなおじさんになると、いろいろとガタがくる。

老眼になる、肩が痛い、腕が上がらない、膝が痛くなる、モスキート音が聴こえない、ダイエットしても痩せない、記憶力が悪くなる、感動することがなくなる、ぱっと思いつくだけでもこんな感じだ。

だが、悪いことばかりでもない。

春になると苦しめられてきた「花粉」。重度の花粉症だった私はこの季節、ティッシュボックスを手放せなかった。流れ出る鼻水をふき鼻はトナカイのように真っ赤に、痒くて目をかきすぎて目はウサギのように真っ赤になっていた。

しかし、今春は周囲の苦しみをよそに症状がこの上なく軽微。老化により、花粉を敵とみなさなくなった体が、私を花粉症の苦しみから救ってくれたようだ。

老化も悪いことばかりじゃない。人生捨てたもんじゃない。