ホビヲの四百文字

400文字くらいの文章を書きます。

鬼滅の刃マンチョコがどこにも売っていないので、DIYした

「お父さん、ここにもなかったね」

もう何軒目だろうか。子供と二人でお店をはしごして、鬼滅の刃マンチョコを探すもどこにも売っていない。念のため店員さんに聞いてみる。

「すいません。もう入ってこないのですよ。たくさん買っていく人がいて、すぐになくなってしまって」

「明日は隣の駅まで行って探してみよう」 と、まったく諦めていない子供。

困った。状況から考えて手に入れられる可能性は限りなくゼロに近い。どうすれば納得するだろうか。

そうだ、DIYだ。私が作ればいいじゃないか。

子供が寝てから鬼滅の刃のキャラクターを描く。かなりの時間を要し納得の作品たちができあがった。

「これできっと喜ぶはずだ」 子供の喜ぶ顔が目に浮かぶ。

翌朝、起きてきた寝ぼけ眼の子供に、DIY鬼滅の刃マンチョコシールを見せる。

「ちがう。これじゃない」 即座にそうのたまった。真顔だった。

力不足で申し訳ない。